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コムケ原生花園
紋別の町から南東に10kmほど、小向の町から北に2kmほどのところにあるオホーツク海沿いに広がる原生花園がコムケ原生花園だ。コムケ原生花園の標識に従って国道238号線から比較的走りやすい600mのダートを走ると、オホーツク紋別空港の東の海岸沿いにあるコムケ原生花園にたどり着く。このあたりのヤソシ沼とコムケ湖の間の4kmに渡る砂丘の上にはハマナスやエゾガワラナデシコ、コケモモなどの群落が広がる。この近くのコムケ湖やシブノツナイ湖の北側にも原生花園は広がっており、7月になると紫色の絨毯を、そして秋にはサンゴ草で赤い絨毯を敷き詰めたようになる。しかしかつてヤソシ沼があった場所も今では干上がってしまい、沼は名ばかりで水もほとんど見えず、原生花園も消滅の危機にある。コムケ原生花園そのものは広大だが小さい駐車場と小さな石碑があるだけでほとんど観光地化されておらず知名度は今ひとつで訪れる人は少ない。時期を外すと原生花園ではなく、ただの広大な原野にしか見えなかったりする。
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コムケ原生花園
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干上がって水たまりにしか見えないヤソシ沼
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