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モケウニ沼
猿払と浜頓別の間の海岸沿いにある周囲4km程度の比較的広い沼がモケウニ沼だ。アイヌ語で枯れ木のある沼という言葉からその名が付いた。元々このあたりは海だったが、海岸線の後退により沼が取り残され現在のモケウニ沼となった。1km弱のフラットなダートの道を進んだ先に駐車場があり「ロマンあふれる探勝道」と書かれた大きな標識がある。そこから階段を下ると沼まで350mほどの真っ直ぐに伸びる木製の探勝道が設置されており沼の岸辺まで行く事ができる。木道の周囲は湿原になっていてワタスゲやミズバショウ、エゾカンゾウなどの群落があり、6月から7月にかけてこれらのきれいに咲いた花を見る事ができる。モケウニ沼はカムイト沼以上に観光地化されておらず、案内の標識もほとんどなく、また幹線道路からも離れていることから、あらかじめ地図で行き方を調べておかない限りたどり着くのは難しいだろう。それだけにここも訪れる人はほとんどおらず、静かでひっそりした沼と湿原を満喫する事ができる。
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木道の先にあるモウケニ沼
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湿原の中の真っ直ぐに伸びる木道を進む
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高台の駐車場からも見える
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夕陽の沈むモウケニ沼
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