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インディギルカ号遭難者慰霊碑
道の駅「さるふつ公園」の国道238号線を挟んだ向かいのオホーツク海に面した場所にあるのがインディギルカ号遭難者慰霊碑だ。1939年12月にカムチャッカからウラジオストックに向かって漁民とその家族1064名を乗せて航海していたソ連の貨客船インディギルカ号は折からの暴風雨に航行不能となり、この地の沖合1500mにある岩場に座礁転覆するという海難事故が発生。事故を知り、村人総出で救助に駆けつけ、300名ほどは救助したものの、700名余りが犠牲となった。この救助にあたった人々の献身的行為と犠牲になった人々の冥福を祈るとともに国際親善と海難事故防止の願いをこめてインディギルカ号遭難者慰霊碑が建てられた。この慰霊碑は1971年の冷戦まっただ中でありながら、地元民を始めとした多くの人々、そしてソ連側の海員、漁夫の善意に基く浄財によって建設され、慰霊碑の台座の花崗岩は旧ソビエト連邦から寄贈されたものを使用している。また道を挟んだ道の駅の敷地内には日露友好記念館が建設され、インディギルカ号の遭難資料やロシア民芸品などが展示されている。
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インディギルカ号遭難者慰霊碑
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日露友好記念館
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