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農業資料館
浜猿払の町外れにある道の駅「さるふつ公園」の施設の隅に農業資料館と風雪の塔がある。この地は戦前まではほとんど開拓もされてこなかったが、敗戦の影響と食糧増産の目的のため、300戸を越える海外引き揚げ者が入植した。しかしそれから30年以上が経過し、夏でも鉛色をした空から吹き付けるやませによって寒い日が多く、2/3の人々は脱落したが、今では酪農先進国ヨーロッパの経営と技術を追い越した大型酪農経営がこの猿払の地で展開されている。この風雪の塔は風車で有名なオランダ人が愛好する言葉「神は世界を作り、オランダ人は自身で国土を造った」という言葉から、猿払の人々は「俺達は不毛の荒野を沃土に変えた」という誇りを後世に伝えるために、年間牛乳生産量2万トン達成を記念してこの風雪の塔を1984年に建設した。また同時に開拓当時の人々の暮らしぶりが一目でわかる住宅復元や生活用品、農機具を展示した農業資料館もある。この2つは夏のシーズン中のみ夜間ライトアップされており、幻想的な雰囲気を醸し出している。
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農業資料館の外観
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農業資料館の内部
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当時を再現した復元住宅
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風雪の塔
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