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高山植物園
礼文島の北の端、道道40号線の久種湖と東海岸の間に標高60m程度の丘越えがある。この丘の上にあるのが高山植物園だ。高山植物とは一般的に森林限界より高い高山帯に生息している植物を意味する。しかし礼文島は緯度が高いことから海抜0mでありながら高山帯にしか生息しない高山植物が多数見られる。これらの高山植物を収集し屋外展示しているのが高山植物園だ。礼文島でしか見られないレブンアツモリソウやレブンソウ、レブンウスユキソウなど50種ほどの高山植物を見ることができる。ただし地元の人も「何もない」と言うように、それほど広くない敷地に各種の高山植物があるだけで眺めがいいわけでもないので、よほど植物に興味がある人でなければすぐに見終わってしまうだろう。特に5月中旬から7月中旬の高山植物が花を咲かせるシーズンならまだしも、8〜9月になるとそこには荒野が広がるだけで見るものが何もないということになるので注意が必要だ。入口には管理棟があり内部で休憩できるだけでなくパソコンが設置され高山植物を調べることのできる花図鑑もある。
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高山植物園の管理棟
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管理棟の内部
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高山植物園
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高山植物園を見渡す
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