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北のカナリアパーク
縦に長い礼文島の南東側の丘の上に小さな公園と古びた校舎がある。これが北のカナリアパークだ。「北のカナリアたち」とは2012年11月に公開された東映創立60周年記念作品となる映画だ。この映画は礼文島や利尻島、稚内、サロベツ原野などを舞台とした映画で、中でも礼文島の南の端、奮部にある麗端小学校岬分校は吉永小百合氏演じる川島はるが20年前に先生として勤めていたメイン舞台で、この映画のために校舎が建設された。この麗端小学校岬分校のある場所は礼文島の南東にあり利尻島に近いことから利尻山を眺める絶好のポイントでもあり、ロケ終了後もセットのために建設された校舎は残され2013年7月に北のカナリアパークとしてオープンした。入口には交流施設があり内部には売店の他、休憩場所もある。さらに進むと麗端小学校岬分校の校門があるが、校舎と利尻山を絡めた構図はとても素晴らしく、礼文島から見る利尻山としては元地灯台から見る利尻山に匹敵するものがある。校門の先にはカナリアガーデンという学校の校庭があり芝生の広場にベンチとテーブル、ブランコの他、色とりどりの花が咲いていてここで利尻山を眺めながらランチを食べたいと思ってしまうほどだ。校舎は内部も無料で開放されており、映画の撮影の様子をパネル展示した展シールームの他、教室は完全に再現され教科書や子供達が授業で使う小道具なども置かれている。教壇にはプロジェクタを利用した吉永小百合氏のバーチャルマネキンがあり、いかにも吉永小百合氏がそこに立っているように思わせる。残念な事に内部の写真撮影は禁止されてている。
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北のカナリアパークの麗端小学校岬分校
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校庭は利尻島の見渡せる気持ちのいい場所だ
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