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ゴマフアザラシ観察所
稚内から南西に12km、日本海に面した抜海村がある。この抜海漁港には冬になると越冬のため野生のゴマフアザラシが数百頭も集結する。このゴマフアザラシを観察するために作られたのがゴマフアザラシ観察所だ。この抜海漁港では防波堤や港の砂地の上や消波ブロックの上でゴマフアザラシがのんびりと寝転がったりする姿や、海上をプカプカ浮いたり泳ぐ姿を見る事ができる。かつては極寒の漁港で寒さに震えながら見なければならなかったが、観光客のためにプレハブの仮設ハウス「ゴマフアザラシ観察所」が設置されたおかげで室内からゴマフアザラシを観察できるようになった。暖房の効いた観察所にはトイレも完備され、遠くに見えるゴマフアザラシを観察しやすいように双眼鏡もあり、さらにゴマフアザラシ生息地近くに設置されたライブカメラを観測所から遠隔操作する事で、モニター越しにゴマフアザラシを見る事ができる。また観察所内部にはゴマフアザラシに関する各種資料も展示されている。ゴマフアザラシは野生なので漁港にいない日もあるし、吹雪の日には閉鎖される。
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