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豊富温泉
豊富の町から道道84号線を南東に6kmほど走ったところに豊富温泉がある。豊富温泉は大正の末期に石油の試掘を行っていた時に、地下約800〜900mの地点から天然ガスと温泉が噴出したのが始まりで、この石油臭ただよう油分が皮膚病に効果的である事がわかり、浸かってみると肌触りがとてもよく、長時間入浴していても湯疲れしない事から日本最北の温泉街として親しまれている。この豊富温泉には何件かの温泉宿の他に町営の日帰り入浴施設「ふれあいセンター」がある。ふれあいセンターには新館浴場と湯治浴場の2つの浴場があり、新館浴場は観光客向けに油分が少なめ、湯治浴場は皮膚病の治療に効果的なように油分が多めになっている。新館浴場は一般的な温泉に、ほんの少し油分が浮いている程度だが、湯治浴場はかなりの油分が浮いている。というより少しぬるめのドロドロの中華スープに浸かっているようなイメージだ。ふれあいセンターにはレストラン味彩や休憩場所もあり、一日中のんびりと湯治できる。また豊富町は自転車健康都市宣言をしており、豊富市街から豊富温泉にかけて5.5kmの日曹鉄道跡地線、通称豊富町サイクリングコースが整備されているが利用者は少ない。
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豊富温泉ふれあいセンター
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ふれあいセンターの新館浴場
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ふれあいセンターの湯治浴場
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レストラン味彩の日替わり定食
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