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天売島国設鳥獣保護区管理棟
天売島の町の南側、天売郵便局の隣にあるのが天売島国設鳥獣保護区管理棟、通称海鳥展示館だ。この天売島国設鳥獣保護区管理棟は天売島に息づく貴重な自然の保護と野生を育みながら人間と野生の共存を図るために環境省によって建設された国設の施設だ。オロロン鳥をはじめとする海鳥に関する情報とオロロン鳥の保護・繁殖活動に関する資料やパネル展示、鳥の四季を紹介するビデオ上映、剥製展示などがある。天売島は人口400人ほどの小さな島に2万羽のウミネコと60万羽のウトウが生息するという。人間が生息するこの小さな島にこれだけ多くの海鳥がコロニーを作って生息するのは世界的にも珍しい。しかし近年その海鳥のコロニーも猫やカラスのために減少しつつあり、こうした海鳥の生息できる環境や自然の保護と人間との共存が問題となっている。
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