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オンコの荘
焼尻島には国内随一の規模を誇る5万本ものイチイの木、通称「オンコ」の原生林が広がる。その中でもオンコの荘と呼ばれる一帯には背の低いイチイの木が生育している。通常イチイの木は全高15mくらいまで成長するが、オンコの荘のイチイは大陸からの強く激しい季節風や、雪の重みによって、上に延びるのではなく枝をくねくねと絡み合わせながら300年の年月をかけて横に伸び、全高は1m程度だが枝は直径10mくらいに広がり独特の姿をしている。こうした焼尻島特有のイチイの木をオンコの荘と言う。そしてこの焼尻島のオンコの荘は天然記念物に指定されている。このオンコの荘は車やバイクで行くことはできず、白浜野営場から遊歩道を500mほど登るか、もしくは雲雀ヶ丘公園から700mほど遊歩道を歩くしかない。雲雀ヶ丘公園からオンコの荘までの遊歩道は、途中の木々に説明の標識があったりと歩いていても飽きさせないので、レンタサイクル等の自転車で雲雀ヶ丘公園まで向かい、そこから遊歩道を歩いてオンコの荘に行くのがお勧め。焼尻島の遊歩道に足を踏み入れて厳しい自然に耐えてきた地を這うようなオンコの荘を見学するのはいかがだろうか。
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オンコの荘
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地を這うようなオンコ木が茂る
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