|
いしかり砂丘の風資料館
石狩の町の北の外れ、石狩川の河口の砂州にいしかり砂丘の風資料館がある。いしかり砂丘の風資料館は石狩川河口地域全体をひとつの大きな博物館とみなし、海・川・河口の自然と歴史、縄文時代の砂丘の人々についての展示をする河口地域の中心施設として2004年に開館した。1階の展示は川・河口・海の3つのゾーンに分かれ、それぞれの地域の自然や歴史に関する資料を展示している。海のゾーンには巨大なクジラの骨やオオワシ、ゴマフアザラシの剥製、石油採掘の模型、800万年前の石狩の海が地図が展示され昔ここが海だった歴史を物語る。河口のゾーンにはチョウザメの剥製が展示される。川のゾーンには石狩川やサケ漁の歴史が展示される。また明治時代、石狩は鮭漁のメッカでもあり、石狩は日本で始めての缶詰工場ができた場所でもある事から資料館内に缶詰マシーンが設置され、150円でマイ缶詰を作る事ができる。またロシアや韓国から石狩の浜辺に流れ着いた漂着物のコレクションもあり、国境を越えたゴミに考えさせられる。2階にはこの地方で5000年前から300年前にかけての栄えた石狩紅葉山49号遺跡についての資料があり、土器などの出土品の他、縄文時代のサケ漁と木の文化について展示している。この資料館の隣には旧長野商店があり同じチケットで入館できる。こちらは越後出身の長野徳太郎が創業した商店で、当時の店舗や石蔵の展示室を見ることができる。
|
無断転載厳禁 コメント引用の場合は出典元URLを明記のこと
いしかり砂丘の風資料館と旧長野商店
|
いしかり砂丘の風資料館の内部
|
缶詰マシーンでマイ缶詰が作れる
|
旧長野商店の内部
|
|