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川の博物館
国道231号線と国道237号線との交差点と石狩河口橋の間に茨戸川の石狩放水路がある。この放水路は大雨で茨戸川の水位が上がると放水路を開いて茨戸川の水を日本海に流す目的で1982年に完成した。これを管理するのが石狩放水路川岸の国道231号線沿いの石狩地区地域防災施設にある石狩川放水路管理センターだ。ここの2階は川の博物館となっており、災害時には地域の防災拠点となる石狩川の治水資料館として1985年にオープンした。ここは川の博物館と言っても日本や世界の川を紹介するような博物館と言うのではなく、石狩川の治水事業の歴史館といった感じの内容で、石狩川のこれまでの洪水の歴史から蛇行して流れていた石狩川を真っ直ぐにつけ変えた捷水路事業などを詳しく紹介している。入館は無料にもかかわらず担当者が石狩川の治水事業に関して細かく説明してくれるなど好感が持てる。写真やパネル展示がメインの博物館だが、これまでの石狩川の洪水の様子や、堤防、護岸、排水機場、ダム、石狩放水路、雨水貯留など1本3分程度のビデオ映像も見ることができ、石狩川の治水の歴史や治水事業について学べるようになっている。この川の博物館の裏には石狩川歴史の森が広がり、散策するには最適な公園となっている。
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川の博物館のある石狩川放水路管理センター
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石狩放水路のそばにある川の博物館
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