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北海道開拓記念館
札幌の東12kmのところに野幌森林公園がある。この公園に北海道百年を記念して開設された北海道立の総合歴史博物館が北海道開拓記念館だ。ここは北海道の歴史、及び自然に対する認識を深める事を目的として1971年に建設された。地上3階、地下2階のレンガ造りの建物内では北海道の自然や歴史に関する資料の調査・収集・保存を目的とした常設展示の他、テーマや期間を決めた特別展示や北海道の歴史・文化に関連した講演会・講座・映画会・講習会などの開催を実施している。入口から入ると1階には吹き抜けの天井にいきなり巨木のシンボル展示がある。そしてアザラシの剥製にやナウマン象の骨格標本を展示した北の大地。旧石器時代から縄文文化にかけての出土品や生活様式を展示したアイヌ文化の成立。アイヌ文化や和人との交易を展示した蝦夷地のころ。明治時代から始まった開拓と入植を展示した近代のはじまり。入植者の増加と共に産業も発展し生活様式も変わった開けゆく大地。酪農の奨励と共に不況や戦争の起こった不況から戦争へ。戦後の混乱期から高度成長を遂げた戦後の北海道。そして近未来の北海道を示した新しい北海道の8つのテーマに分けて展示品やパネル展示など多くの資料で説明しており、資料性は高くここに来ただけで北海道の過去を理解できる事だろう。他にも情報サービス室や体験学習室などもあり当時の道具の作り方や使い方を学ぶ事ができる。
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北海道開拓記念館の内部
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かつての北海道の住居
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北海道開拓記念館の展示品
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北海道開拓記念館の外観
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