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北海道大学植物園
JR札幌駅の700mほど南西の公官庁街に広がる植物園が北海道大学植物園だ。ここは北海道大学の施設として、また博物館法上の博物館相当施設として、北海道を中心とする冷温帯域の植物を収集、育成し、また、札幌の原地形を残すフィールドを適切に管理し、それらを研究・教育活動に供することを通じて発展に寄与することを目的として1886年に国内で2番目に古く開園した。360m四方で面積13.3ヘクタールの広大な敷地内には開拓以前の地形を保ちつつ整備され、高山植物園、草本分科園、北方民族植物園、灌木園、樹木園、湿生植物園、バラ園などがある。温室には、熱帯・亜熱帯植物を中心に、ラン科植物、多肉植物などが集められてる。園内にはおよそ4000種類にも及ぶ植物そのものについて学ぶことができるような環境が整備されている。園内には1882年に建てられた現役の博物館建築としては日本最古となる博物館本館では北海道の動物標本を中心とした展示や北海道と本州以南の動物相の違いについて紹介している。絶滅した蝦夷オオカミの剥製はここにしか存在しないので必見だ。他にもアイヌ民族を中心とした北方民族の文化資料を展示した北方民族資料室や植物園の歴史について紹介した宮部金吾記念館がある。
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北海道大学植物園の入口
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北海道大学植物園の内部
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北方民族資料室の外観
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北方民族資料室の内部
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博物館本館の外観
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博物館本館の内部
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