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赤れんが庁舎
JR札幌駅の南500mほどのところにあるレンガ造りの大きな西洋館が北海道庁旧本庁舎、通称「赤れんが庁舎」だ。1888年にアメリカのマサチューセッツ州議会議事堂をモデルとして建築された赤れんが庁舎は80年の長きに渡って北海道庁としての役割を果たしてきたが、1968年の新庁舎の完成と共に北海道百年を記念して永久に保存が決定し、翌年には国の重要文化財の指定を受けている。作りは玄関を入ったところにある1階正面ホールの三連アーチや二重窓、外部の換気塔や八角塔など、特徴的なアメリカ風ネオ・バロック様式のレンガ造りとなっている。内部は公開されており、歴代の北海道長官や知事室として使われていた記念室や北海道の歴史や文化をまとめた北海道開拓記念館、北海道に関する書物を集めた北海道立文書館、樺太に関する資料を展示した樺太関係資料室、北方領土の歴史や取り組みを紹介した赤れんが北方領土館などが部屋ごとに並んでいる。いずれも無料で公開されているので札幌に来たらぜひとも来てみたい。広い庭も21時までは開放されていてしかも夜にはライトアップされており、赤れんがの巨大な建築物が夜空に浮かび上がる様は壮観だ。
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赤れんが庁舎の外観
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庭もとても美しい
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ライトアップされた赤れんが庁舎
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夜空にそびえる赤れんが庁舎
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赤れんが庁舎の知事室
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樺太関係資料館
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