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田中酒造亀甲蔵
JR函館本線南小樽駅の東300mほどの距離にある酒蔵が田中酒造亀甲蔵だ。1899年に創業した田中酒造は小樽の地で清酒「寳川」を作り続け、生産量の少なさから自らの販売店でのみ販売するというメーカー直販に徹している。この小樽の地酒は1905年に建てられた石倉倉庫群で小樽の歴史的建造物に指定されている。酒造りは寒い冬に仕込み作業を行う寒造りが一般的だが、亀甲蔵は北海道の冷涼な気候を活かして一年中、日本酒を醸造することができるという特徴がある。1997年には製造現場を見ることができるよう見学者コースを設置し無料で酒の仕込みを見ることができるようになった。酒蔵は100年以上前のかなり古い建物で扉も重厚な引き戸となっており雰囲気がある。実際に販売されている日本酒の製造場所を上から見下ろすように見学者コースが設定されており、各所に設置された説明文や日本酒クイズなどがあり、日本酒がどのようにできるかよくわかるようになっている。また当蔵直出しのしぼりたて生原酒や日本酒約10種類を無料で試飲できる。隣には売店があり、この亀甲蔵で製造される日本酒や各種酒が販売されている。この亀甲蔵の建物の前には仕込水が樽に入れられており訪れた観光客が自由に汲めるようになっているが、湧き出している水ではなくあらかじめ樽に入れられた分しかないので汲み出しはペットボトル程度に制限されている。
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田中酒造亀甲蔵の外観
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田中酒造亀甲蔵の売店
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田中酒造亀甲蔵内部の酒蔵
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田中酒造亀甲蔵の仕込み
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田中酒造亀甲蔵の見学者通路
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仕込水が汲める
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