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小樽浪漫館
JR小樽駅の700mほど東側、堺町商店街の始まりの交差点に洋館風の小樽浪漫館がある。これは1908年に旧百十三銀行小樽支店として建設された歴史的建造物だ。百十三銀行の前身である百十三国立銀行は北海道にに本店を置く初の銀行として1878年に函館で開業された。1893年にはここ小樽にも支店が設けられ、この旧百十三銀行小樽支店の少し南に百十三国立銀行小樽支店が建設された。百十三国立銀行は1897年に百十三銀行へ改組・整備され、その後業務拡大のため1908年にこの地に木骨石造り2階建ての店舗を建設し移転した。旧百十三銀行小樽支店は寄棟、瓦屋根で、角地に玄関を設け、上部にギリシャ建築を思わせる飾りを配しているのが特徴だ。設計は池田増治郎で内部は吹き抜けホール、外壁は石張りとなっていたが、その後外壁に煉瓦タイルを張り現在の姿となった。現在旧百十三銀行小樽支店はアクセサリーとガラス小物を取り扱う小樽浪漫館となり建物のレトロとロマンを融合したショップとなっている。また店内奥には隠れ家的なカフェも併設されている。
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小樽浪漫館の外観
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内部は土産物屋になっている
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