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金融資料館
小樽の日銀通りから色内大通りにかけては“北のウォール街”と呼ばれ、金融機関や商社が数多く存在する。ここには1912年に日本銀行小樽支店が建設され、2002年に廃止されるまで90年にわたって銀行業務を行っていた。しかし小樽の歴史や経済を紹介し日銀や金融の動きを伝える目的で2003年にからはこの建物を利用した日本銀行の広報施設「日本銀行旧小樽支店金融資料館」として生まれ変わった。この金融資料館は日銀のお仕事の内容や物価安定の仕組み、これまで発行したお札のラインナップや偽札防止のシステム、北のウォール街と呼ばれた当時の小樽の再現ジオラマなどが展示されている。そしてかつて実際に使用されていた日銀の金庫の扉や金庫室内部も解放している。他にも日本銀行の役割や業務、お札に関してわかりやすくまとめたビデオ3本も上映しており、日本銀行の役割をわかりやすく勉強する事ができる。毎日14時から30分程度、職員によるガイドツアーも開催されており、展示品の解説を聞きながらの見学も可能だ。建物は趣あるルネッサンス様式となっており内部も岐阜県赤坂産大理石を用いたカウンターなど豪勢な作りとなっている。また夜間は建物全体がライトアップされ港町小樽の情景を高めている。
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金融資料館の全景
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ライトアップされた金融資料館
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金融資料館の内部
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金融資料館の金庫室
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