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歌才ブナ林
黒松内の町から南東に1kmほどの道道266号線右側に広がる林が歌才ブナ林だ。文化財保護法により歌才ブナ自生北限地帯として国指定の天然記念物となったが、その後何度も伐採の危機が訪れその度に地元住人の反対で保存され現在に至る。道道266号線沿いに歌才ブナ林駐車公園があり、そこから続く遊歩道に入ると雑木林やカラマツ・トドマツの人工林の中にアップダウンある山道が続く。この山道を800mほど歩くと歌才川沿いのブナ林入口だ。このブナ林入り口からは北限のブナ林の中に遊歩道が1.2km続き、その途中にはブナの木台やギンリョウソウの坂、第一の沢、第二の沢などがある。遊歩道の途中には幹の太さが1mもある巨木が立ち並んでいる。かつてブナの北限は東北地方南部までだったが気候変動により約6000年前には函館まで、約1000年前にはこの歌才まで北上した。この歌才ブナ林の見頃は10月下旬で黄色く染まったブナ林の中を歩くことができる。入り口にある歌才ブナ林駐車公園は東屋やトイレのある公園で展望台まであるが、電線が邪魔をして展望台からの眺めはいまいちだ。
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歌才ブナ林駐車公園
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展望台からの景色
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