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トワ・ヴェール
黒松内の町から北西に2kmほど、道道523号線を走ると右側の牧草地の先の小高い丘の上に西洋風の小さなお城のような建物が見えてくる。これが黒松内町特産物手づくり加工センター、通称トワ・ヴェールだ。トワ・ヴェールとはフランス語で「緑色の屋根」を意味する。日本のブナ自生林北限の地として知られる黒松内では1987年の「ブナの北限の里づくり構想」をスタートさせ、その一環として1993年にトワ・ヴェールが完成。そして1999年には道の駅「くろまつない」に黒松内町特産物展示販売施設、通称トワ・ヴェールUが完成した。このトワ・ヴェールは黒松内町の基幹産業である酪農・畜産から生まれる食材を元にチーズ、ハム、ソーセージ、アイスクリームなどの特産品の開発や製造・販売している。トワ・ヴェールでは製造ラインを見学することも可能だ。1階の見学者通路からはベーコンにミートテンダーを用いて穴を開け塩をすり込む作業や、サイレントカッターで攪拌しながら充填機で腸詰めする作業を見ることができる。2階のリサーチルームからはチーズやアイスクリームなどの乳製品加工工程を上から見下ろすことができる。リサーチルームには売店がありここで製造されたハムやベーコン、チーズを購入できるだけでなく、軽食コーナーで製造ラインを見ながらこれらの食材やチーズフォンデュ、アイスクリームを食べることもできる。トワ・ヴェールの2階にはベランダがあり広大な牧場越しに黒松内を取り囲む美しい山々の姿を見ることができる。
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トワ・ヴェールから見た黒松内のパノラマ
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トワ・ヴェールの外観
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トワ・ヴェールの内部にあるレストラン
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リサーチルームから見た加工室
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周囲の景色はとても良い
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