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漁り火温泉
島牧の国道229号線沿いにある道の駅「よってけ!島牧」の東隣にある町営の温泉が漁り火温泉だ。ここは1992年にオープンした何の変哲もない海岸沿いの温泉で、施設も決して豪華ではなく、脱衣所も浴室も4〜5人入ればいっぱいになってしまいそうなほど小さく、洗い場も同時に3人ほどしか使えないほど狭く、かつ質素な作りだが、他の温泉にはない大きな特長がある。それはとにかく露天風呂が開放的なのだ。露天風呂には男湯と女湯との間に柵があるだけで日本海に向かっては気持ち程度の防波堤がある以外は一切の柵がなく、何と湯船に肩まで浸かりながら日本海を一望できるのだ。しかも日本海が見えると言うだけでなく、視界を遮るものは背面の温泉建屋と片側側面の女湯との柵だけで、それ以外に視界を遮る物がなくとても開放的だ。露天風呂から海が見える温泉は多いが、そのほとんどは柵があって立ち上がらないと海が見えない事が多く、露天風呂の湯船に浸かりながら海が見える温泉は少ないだけに開放的でとてもよい。おまけにナトリウム炭酸水素塩で茶褐色の色をしており、かなり雰囲気がある。残念ながら2006年から閉鎖され再開の見込みが立っていないとの事だ。
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漁り火温泉の建物
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露天風呂からは日本海が一望できる
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