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茂津多岬
瀬棚の町から18kmほど北に茂津多岬がある。岬そのものは国道229号線の茂津多トンネルでショートカットするので岬の先端に行くことはできないが、その茂津多トンネルと狩場トンネルの間の短い区間に三角形の駐車場があり、岬からは少し離れているが茂津多岬の石碑がある。ここにはトイレもあり、長いトンネルの続く区間のオアシスのような存在となっている。駐車場と国道とは防護壁で仕切られており、国道から駐車場がほとんど見えないので駐車場の存在に気づかない場合が多く利用者は少ない。周囲は岩場に囲まれており、肝心の茂津多岬は見えないが、断崖絶壁の岩場の景色を見ることができる。茂津多岬は標高1520mの狩場山が日本海に落ち込む場所で断崖絶壁の崖が続いている。その中腹には茂津多岬灯台があるが、灯台は切り立った崖の上にあるので海岸線に降りることはできない。また海岸線は屈曲に富み、高さ数十mの海食崖が約3kmにわたって連続している。瀬棚区北島歌の漁港から徒歩で行けなくはないが、茂津多岬までのまともな道はなく、岩場を何度もよじ登ったりするので岬にたどり着くにはとても苦労するだろう。
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茂津多岬の石碑
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周囲には岩場が広がる
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