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第2回まつさか香肌峡サイクリング大会

◇開催予定日 2022年10月2日(日)
◇集合場所 道の駅「飯高駅」の東隣の松阪市飯高地域振興局
      三重県松阪市飯高町宮前180
◇受付時間
  Aコース:9:00〜9:40
  Bコース:10:15〜10:40
◇スタート
  Aコース:9:50〜10:10
  Bコース:10:50〜11:10
◇ゴール制限時間
  Aコース:15:00
  Bコース:14:00
◇走行距離
  Aコース:59km
  Bコース:27km
◇エイドステーション
  Aコース:
場所食べ物
飯高総合開発センターでんがら
波瀬小学校松阪牛弁当
蓮ダム管理事務所茶々大福
飯高地域振興局おにぎり
  Bコース:
場所食べ物
飯高総合開発センター松阪牛弁当
飯高地域振興局おにぎり・茶々大福
◇コース概要
  櫛田川上流の香肌峡をメインとしたゆるポタのサイクリング大会。
  前大会は茶倉駅出発だったのがコース短縮された。
  Aコースは約60kmを5時間、Bコースは約30kmを3時間で走るだけでのんびり走れる。
  Aコースの加杖坂峠は距離こそ短いが勾配は10%越えでなかなかハードだ。
  走行距離の割にはエイドステーションが多数あり、
  消費カロリーより摂取カロリーの方が多いと思われる。
◇目標タイム
  Aコース:
距離場所目標時間リミット時間
道の駅飯高駅出発9:5010:10
14.2km飯高総合開発センター到着10:4011:10
出発10:5511:25
11.0km波瀬小学校到着11:3512:05
出発11:5512:25
14.9km蓮ダム管理事務所到着12:4513:25
出発13:0013:40
19.3km道の駅飯高駅到着14:0015:00
  Bコース:
距離場所目標時間リミット時間
道の駅飯高駅出発10:5011:10
14.2km飯高総合開発センター到着11:5012:30
出発12:1012:50
14.3km道の駅飯高駅到着13:1014:00
上記は本イベントの通過目標タイムです。早すぎるとエイドステーションが開いていなかったりするため各エイドステーションを通過するタイムは決められています。そのタイムは上記を参照して下さい。本イベントはスピードを競うものではないので、走るのが速すぎる場合はこのホームページを見ながら気に入った場所で時間を潰すなどの時間調整が必要です。

このホームページは公式ではなくアンオフィシャルな応援サイトです。正確な情報は三重県サイクリング協会の公式サイトを参照して下さい。


第2回まつさか香肌峡サイクリング大会の会場でもある道の駅「飯高駅」の東隣にある松阪市飯高地域振興局からスタートする。「春立つ」の巨大なモニュメントが目印だ。スタート時に道の駅はまだ開店していないので携行食は事前にコンビニ等で購入しておこう。ちなみに奈良方向から来た場合、高見峠からここまでコンビニはないので奈良側で購入することをお勧めします。


道の駅 飯高駅

集合場所は「春立つ」のモニュメントの横。この巨大なモニュメントの麓に集合するとよい。


飯高駅に聳える「春立つ」のモニュメント

スタートは道の駅への入口にある信号の青のタイミングに合わせて10台ずつ出走となります。


スタートを兼ねた信号

道の駅を出発し国道を横断するとすぐにT字路があり、ここを右折する。この交差点は一時停止なのでサイクリストなら道路交通法は守ろう。


このT字路を右折する

右折して200mほど走ると珍布峠への入口がある


この看板が入口の目印

ここからの珍布峠まで1.3kmほどで標高差60mほど登る。序盤は傾斜も緩やかな集落の道が続くが、次第に森の中の道となって傾斜も急になる。
最初に馬の水のみと呼ばれる湧き水がある。この水は飲めないが暑ければ浴びるくらいはいいだろう。


馬の水のみという湧き水があるがこれは飲めない

それからも森の中の細い道を走る。勾配はそれほどキツくなく5〜6%程度。ただし道幅は狭いので序盤のだんご状態で走っている場合は追い抜きに注意。


サイクリング大会は序盤からこんな森の中を走る

そしてほどなく珍布峠頂上に到着する。珍布峠は岩を素掘りで切り拓いた場所で岩の間を走り抜ける。岩の間を走るなどあまり体験できないだろうから、ぜひとも写真を撮っておきたい。


珍布峠頂上にはこんな岩の間を走る

珍布峠は天照大神(あまてらすおおみかみ)と天児屋根命(あまのこやねのみこと) が偶然出会い「おお、めずらしや」と言われたことからこの名が付いた。この珍布峠には“国分け伝説”の史跡でもある。当時伊勢と大和の国境はこの付近だったが明確でなかったことから2人で相談して櫛田川に石を投げて波が止まったところを国境とすることに。天照大神は礎石を軽々と持ち上げると櫛田川に投げ入れ、大量の飛沫が上がり滝のように落下。その波は櫛田川を逆流して高見山にまで達したことから大和と伊勢の国境は高見山となったとされる。


珍布峠頂上

頂上を過ぎるとそこからは森の中の下りが続く。道幅が狭く荒れているのでブレーキをかけながらゆっくりと下ろう。


まだまだ森の中の道は続く

しばらく森の中の狭い道を下り続けると視界が開けて見晴らしのいい場所にでる。ここが礎石だ。とても眺めがいいがガードレールもなく崖になっているのでよそ見は注意。


こんな眺めのいい場所を走る

礎石は櫛田川のすぐ上にある。天照大神を真似してここから櫛田川に石を投げる人がいるらしいが、下には人家があるので石を投げてはいけない。


礎石も景色がいい

下りの途中にはトイレもあるが仮設トイレなのであまりお勧めしない。このまま次のエイドステーションまで走る事をお勧めします。


緊急時には仮設トイレもある

森の中を道を抜けると櫛田川沿いの雰囲気の良い道になる。


こんな道をのんびり走りたい

やがて珍布峠のある和歌山街道は終わりを迎える。サイクルイベントで言うのも何だが、本当はこの珍布峠は自転車よりも歩いてまわった方が楽しめる。


珍布峠の案内図。ウォーキングコースとあるように基本的には歩きだ

ここから国道166号線に戻る。交通量は少ないが横断には気をつけよう。


ここから国道166号線に戻る

国道に戻るとすぐに信号がある。この信号から後ろを振り返るとまっすぐな国道が見える。この交差点の横断歩道のボタンの上にカメラを置いてセルフタイマーで写真を撮ると簡単に自撮りが撮れる。


こんな写真を自分で撮れる

さらに1kmほど走ると田引トンネルが見えてくる。このトンネルは左側に迂回路があるので迂回路に入ろう。こちらの方が景色もいいしトンネル内で怖い思いをしなくて済む。


田引トンネル入口、ここは迷わず左側の迂回路に逸れよう

ちなみに怖いと言えば、この迂回路は三重県の心霊スポットとして挙げられており一説には“出る”そうだ。しかし毎週のようにここを走る私も霊感が鈍いのか見たことはない。


迂回路と国道166号線が合流する急な登りも景色はいい

この国道166号線は道の駅飯高駅から先は緩やかな登り基調ではあるが交通量も少なく路肩も広くて走りやすい。そして何よりも櫛田川の渓谷を縫うようにして走るのがよい。


国道166号線は道幅も広くて走りやすい

そしてこのあたりから先はクネクネと曲がる櫛田川を何度も橋で渡りながら景色のよい田舎道を走る。
このあたりの国道166号線は西に向かって進む。このあたりは特に冬は北西からの強い風が吹くことが多いので、もし当日北西の強い風が吹くと自転車で走るのも苦労することだろう。


櫛田川は何度も渡る


上の写真はかたひら橋の欄干に三脚立ててセルフタイマーで撮影

そして何より櫛田川は川砂がほとんどなく、ゴツゴツした岩肌がむき出しとなった荒々しい川で、それが橋の上から川底の岩まで見渡すことができる。橋から川の様子を見るのも忘れずに。


橋から見る櫛田川も川底の岩肌まで見えてきれいだ

更に進むと櫛田川に小さな橋が見えてくる。これは粟野の沈下橋、通称平松橋と言って増水すると川に沈んでしまう橋だ。この櫛田川には10ほどの沈下橋があり、ここの平松橋がおそらく一番有名だと思う。せっかく櫛田川沿いを走るならここはぜひとも訪れたい一番の見所だ。


ここまで水量が増えると沈下橋を渡るのも恐怖を感じる

沈下橋に下りるには国道の橋から少し先に駐車スペースがあり、そこから川岸に下りていく。この坂が急坂でかつ滑りやすいので自転車には乗らずに押して歩いた方が良い。


沈下橋へはここから急坂を下っていく

沈下橋は幅1mほどあるので自転車で走って横断することも難しくはないが、欄干等は一切ないのでくれぐれも橋から落ちることのないように注意したい。ここでの自撮りはハードルが高いので素直に撮ってもらうのが吉。ぜひとも沈下橋を自転車で渡る勇姿を撮影してSNSで自慢してもらいたい。


橋の幅は2m近くあるので慎重に真っ直ぐ走れば落ちることはない。


三脚とインターバルタイマーがあれば自撮りでこんな写真も撮れるが、初心者にはハードルが高いので他の人に撮ってもらった方がよいだろう

ここまででまだ9kmしか走っていない。櫛田川沿いの香肌峡は見所がありすぎてすべて立ち寄っていたらなかなか自転車が前に進まないので、ここから先はペースを上げて走るとしよう。
この香肌峡の国道166号線沿いには食事のできる店がいくつか存在する。今回のサイクルイベントではエイドステーションが豊富に存在するので利用することはないと思うが、そのいくつかを紹介していく。
1つ目は菊壽。割烹でありながら丼物など安価で提供しているのでサイクリストにも利用しやすいが、何分 割烹という敷居の高さと、今年9月頃から完全予約制になってしまいさらにハードルが上がった感じだ。


完全予約制となってしまった割烹菊壽

次は砂子商店という商店兼田舎の食堂。田舎の食堂といった感じで、味は可もなく不可もなくといったところ。このあたりの食堂やレストランはほとんどが14時から17時の間は昼休憩になるが、ここ砂子商店だけは営業しているのがありがたい。店頭にある自販機は100円のチェリオだ。


砂子商店はいかにも田舎の食堂といった感じ

さらに自転車で走ると宮川の標識が見えてくる。本来この交差点は直進のはずだったが8月末の大雨で工事中のパイパスの法面が崩落し、本線には影響なかったものの崩れた土砂が危険とのことで通行止めになってしまった。この通行止めは2週間前に解除されたがサイクリング大会はここを左折して引き続き迂回路を走る事になる。


この標識が見えたら宮川に向かって左折だ


左折するとすぐに緑色の大谷橋で櫛田川を渡る

左折してすぐにT字路があるが、ここにつるや本店というスーパーがある。ここには100円の自販機が4台もありスーパーには食べ物もあるので、これから峠を迎えるにあたり補給がてらに立ち寄るのもいいだろう。ただしスーパーと言ってもみんなが想像するスーパーとは違う。限界集落にあるスーパーがどんなものか肌で知るチャンスだ。


100円の自販機が並ぶ


これが田舎のスーパーマーケットだ

つるや本店を過ぎると右手に見える山並みに崖崩れの跡が見える。これがサイクリング大会のコース変更に至った元凶だ。工事中のバイパスの法面が崩れただけなので人的な被害はなかったが、せっかく工事した法面が工事やり直しとなったことで地元ではこの崖崩れで3億円が無駄になったと話題だ。


この崖崩れ跡が見える

さらに走ると国道166号線と合流する。サイクリング大会のコースはここを左折だが、エイドステーションに立ち寄るために右折して櫛田川を渡る。橋を渡れば飯高総合開発センターはすぐだ。

エイドステーションの飯高総合開発センター(右)と飯高B&G海洋センター(左)

この飯高総合開発センターではでんがら(朴の木だんご)が提供される。でんがらとはあん入り団子を朴葉で四角形に包んだもので田植えを終えた時期に「野上がり」という行事で提供された飯高地域の郷土料理だ。




でんがら

エイドステーションを出発すると再び国道166号線を走る。このあたりからは緩やかな登りを登り続ける。勾配は1〜2%程度なのでたいした事はない。
ここから再び食事のできる店を紹介する。まずはふる里。ここの名物は何と言っても唐揚げ定食。とんでもない量の唐揚げが提供されるので大漢食でも完食するのは難しいだろう。アルミホイルが用意されていて食べきれなかった分は持ち帰ることができる。最近はコロナ禍でテイクアウトのみということが多くなったのでサイクリストの利用は難しくなった。


唐揚げ定食の量が多いことで有名なふる里

ふる里を過ぎるといよいよ山の中の道に入っていく。その途中には農山漁村で休暇を楽しもうというオブジェがあるが、この香肌峡も農山漁村に入るのだろう。


農山漁村で休暇を楽しもう


春になると桜が見られる

次の店はお食事処なかむらだ。ここも田舎の食堂だが、周囲の店と比べると味が群を抜いてよい。なかむら以外の店がちょっと料理好きな一般の人が作る料理のレベルであるならば、このなかむらは腕のある料理人のつくる料理と言っても過言ではない。特に揚げ物やフライなどはメチャクチャうまい。この香肌峡に来たならなかむらは外せないだろう。


この地域では一番美味しいと思われる食事処なかむら

続いての店はしおちゃんのみそラーメンだ。この店は国道沿いではなく脇道を一本入ったところにあるのでサイクリング大会では見えない。この店は週末のみの営業でメニューも限定だったりするが、メインメニューのラーメンはピリ辛のみそラーメン。札幌ラーメンで有名な西山製麺の麺を使用しておりこだわりを感じる。


こだわりの食材を使うしおちゃんのみそラーメン

食事処なかむらを過ぎた頃から勾配がキツくなってくる。それでも急なところでも勾配4〜5%程度なのでたいした事はないのだが、いよいよ山の中に入ってきたことを実感する。


徐々に勾配がキツくなってくる

さらに店は続き、今度はお食事処かみや。ここは寿司、うなぎの他に丼物やうどんなどのリーズナブルなものも提供している。寿司は大将が目の前で握ってくれるが、それ以外は店の奥で奥さんが作ってくれる。味は可もなく不可もなくといったレベルか。


食事処かみや

かみやを過ぎるとすぐに全長135mの桑原トンネルがある。短いトンネルなので車が途切れた隙に一気に通り抜けてしまおう。


全長135mの桑原トンネル

トンネルを抜けて1kmちょっと走ると今日の昼食場所となる波瀬小学校だ。ここでは松阪牛弁当が配られる。この松阪牛弁当を提供しているのは先程通りかかったつるや本店だ。


この波瀬小学校で松阪牛弁当を食べる

波瀬小学校を出発するとすぐに波瀬駅がある。この国道166号線には松阪側から茶倉駅、飯高駅、波瀬駅と続くが、この波瀬駅だけは道の駅になり損ねている。ここもにも食堂があり昼食を食べることができる。飯高駅と同じ業者が営業しているのでメニューはほとんど同じで、味はいいが値段はちょっとお高め。
今回のサイクリングイベントではこの先のトイレが蓮ダム管理事務所しかないが、このトイレはあまりお勧めしないので(理由は現地に行けばわかる)実質ここが最後のトイレと考えた方がいいだろう。トイレは写真には写っていないが右の方にある。


波瀬駅は最後のトイレだ

波瀬駅からは勾配も徐々に急になってくる、しばらく走ると全長188mの落方トンネルがある。ここも短いトンネルなので車の流れが止まった隙に一気に通り抜けよう。


落方トンネル

国道166号線を栃谷口まで登るとここから加杖坂峠の脇道に入っていく。ここから少し急坂を下るのでスピードを出しすぎないように。


ここから加杖坂峠の脇道に入る

しばらく栃谷の集落の中を走るが、集落の中を走る時点で勾配が既に急になっている。


栃谷の集落の中を走る

加杖坂峠は栃谷口から峠の頂上までで約2.5kmほどと短いが、標高差で160mほど登る。勾配は一定ではなくキツいところや緩やかなところが存在するがキツいところは10%を越えている。ちなみに私は乙女ギアの前34T、後ろ34Tがないと登れない。


森の中の急勾配を登る

峠は通常、頂上に近づくほど勾配が急になるが、この加杖坂峠は中盤が一番勾配がキツくて、頂上付近のラスト500mほどは勾配が緩やかだ。勾配が緩やかになったら頂上は近い。


加杖坂峠頂上と加杖坂トンネル

加杖坂峠は確かに勾配もキツいところは10%以上と急だが、急勾配の区間は1.5km程度なのでここだけ押して歩くというのも手だろう。仮に押して歩いても20〜30分で頂上だ。
加杖坂峠頂上にはちょっとしたスペースがあるので、ここで休憩もできる。その先には全長260mの加杖坂トンネルがあるが交通量は皆無なので安心して走る事ができる。


加杖坂トンネルを抜ける

ここから先は下り坂が続く。登りは勾配が急だったが、蓮ダム側の下りは比較的緩やかだ。それでもブレーキは必要になる。眺めを楽しめる場所は少ないが何ヶ所かは存在する。


こんな景色を見ながら緩やかな下りを下る

ここからは青田川沿いに下っていくとしだいにダム湖が見えてくる。途中には青田展望所や橋もあるのでその上からダム湖の眺めを楽しむこともできる。


橋の上からのダム湖


こんな感じの橋がいくつかある


ダム湖は眺めがいい


全長93mの短い津本トンネル

ダム湖沿いにしばらく走ると蓮ダム(はちすダム)に到着する。ここが3つ目のエイドステーション、茶々大福が提供される。今回のイベントでは走行距離の割にカロリーが多いのでお腹が空くことはないだろう。
この蓮ダム管理事務所の門の前には公衆トイレがあるが、このトイレの男子トイレの小は外から丸見えなので、特にビブショーツを履いた人はトイレの使用をお勧めしない。この先、ゴールの道の駅まで公衆トイレはないが、途中にスーパーが2つあるのでそこでトイレを借りる手はある。


蓮ダムは道路からは全容がよく見えない。しかし蓮ダム管理事務所の横には高台があり、その頂上には展望台があって蓮ダムを一望することができる。階段にはスロープがあって自転車も押していけば展望台まで行けないことはないが、重いだけなので自転車は下に置いて歩いて展望台まで登ろう。




蓮ダムの展望台を見上げる。この写真を見ても男子トイレは丸見えだ

下から見上げると展望台はずいぶん高いところまで登るように見えるが実際には歩いても3分もかからない。上まで登ると蓮ダムの全貌が見える。ここからの眺めは絶景でもあるのでぜひとも展望台まで登ってほしい。


展望台から見た蓮ダム

ここから先は蓮ダムからゴールの道の駅まで19.3kmを標高差で180mほど下る。蓮ダムを出発すると下り勾配9%の急坂が続くが、それを過ぎれば緩やかな下りが続くのでここからゴールまでの走りは楽だろう。。


下り勾配9%なのでブレーキは必須だ

急坂を下りきると香肌の集落に出る。この県道569号線沿いにはスーパー香肌があるこのサイクリング大会ではここまでもコンビニはなかったがこれから先もコンビニはないので用がある人は立ち寄るとよい。


スーパー香肌

県道569号線を下ると国道166号線に合流する。この交差点にはモリ公えんがあり、駐車場と高台の上に東屋がある。ここにはトイレや水道はないが櫛田川の清流を見ながら東屋で休憩することはできる。


モリ公えんの東屋で休憩

ここからはゴールの道の駅まで15kmほど、行きに登ってきた道を今度は下る。基本的に下り基調なので走るのは楽だ。


こんな景色のよい道を走る

途中、全長650mの田引トンネルを通り抜ける。ここは往路は迂回路を走ったが復路はトンネルを走る。全長が少し長いのに加えて交通量は徐々に多くなってきているので注意が必要だ


全長650mの田引トンネル

トンネルを抜けてしばらく走ると右手に赤い大きな桶が見えてくる。ここが水屋神社だ。桶だけ見学してもいいけど神社の境内には樹齢1000年を越えるとても大きな大楠の御神木があるので余裕があれば立ち寄りたい。


大きな赤桶が目印


とても大きな楠の木の聳える水屋神社

さらに1kmほど走ると右手に茶工房かはだがある。ここは本来お茶の葉を販売する店なのだがかき氷も販売しており、どちらかと言うとかき氷の方が有名だ。夏になると観光客だけでなくライダーやサイクリスト等も多く訪れる。


お茶屋さんなのだがかき氷の方がよく売れる


こんな大きなかき氷を販売している

さらに国道166号線を走るとゴールの道の駅に到着だ。走行距離は60km、加杖坂峠はキツいがそれさえ乗り切れば完走することができるだろう。ゴールの飯高駅はエイドステーションにもなっておりおにぎりがふるまわれる。このおにぎりは道の駅を挟んだ反対側にある八十八屋というお米屋さんが作るおにぎりで、とにかくうまいと評判だ。
このまつさか香肌峡サイクリング大会は走行距離が60km程度と短い割にエイドステーションで提供される食べ物が豊富なので、おそらく消費カロリーよりも摂取カロリーの方が多いと思われる。食いしん坊にはたまらないイベントだ。


ゴール会場はこんな感じ

この飯高駅は三重県で唯一天然温泉を備えた道の駅だ。参加者には香肌峡温泉いいたかの湯の入浴チケットがもらえるとのことなので一息ついたら温泉で汗を流そう。温泉は11種類もの湯船があり開放的で露天風呂から櫛田川の流れを楽しむ事ができる。


レストランいいたか

この飯高駅はサイクリングの拠点だけでなく、新日本歩く道紀行100選「歴史の道」に認定された珍布峠ウォーキングコースの拠点ともなっており、7.5kmのロングコースと4.5kmのショートコースがある。多くの観光客がここに車を止めてウォーキングした後、温泉に入り食事をする人気の高い道の駅だ。さすがにイベント当日はウォーキングする元気はないだろうけど、道の駅が気に入ればぜひとも再訪して珍布峠ウォーキングコースにトライしてもらいたい。


レストラン飯高の店内

飯高駅にはレストランいいたかも併設されている。温泉で休憩していたらお腹も空いてくる頃なのでここで食事も済ませよう。このレストランいいたかは道の駅としてはちょっとお高めの価格設定だがお勧めは松阪牛丼。A5ランクの松阪牛を使った牛丼だ。1360円と少し高いがご飯大盛り無料とサイクリストには優しいし食べ応えがある。


松阪牛丼はお勧めだ

レストランいいたかは11時から20時30分まで営業しているが14時から17時はそば・うどんと飲み物だけの提供となる。ゴールした時にはご飯ものは提供していないので温泉で休憩して17時になってからレストランに行こう。
道の駅なので地元の土産物も販売している。ただし閉店が18時なのでレストランでゆっくりするなら先に土産物屋に行った方がいいかもしれない。とっとき味噌、とっとき餅、そば粉、お茶などの地元名産が販売されている。私のお勧めはとっとき味噌。これをご飯のお供にすればご飯何杯でも食べられるほどおいしい。

この記事を参考に少しでもイベントを楽しんで頂ければ幸いです。

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